【実体験】つわりの「しんどいアピール」がうざい?|対処法を紹介

【実体験】つわりの「しんどいアピール」がうざい?|対処法を紹介
ケンサク

ケンサク

はじめまして、ケンサクといいます。
知的障害を伴う自閉症の娘(ピノ子)への療育に奮闘中の父親です。

ー主な経験ー
■療育
◎前職で児童発達支援事業立ち上げに携わる
◎約10の療育(児童発達支援事業所)を体験
■出生前診断・臍帯血(※妻)
◎3人目の妊娠にて新型出生前診断(NIPT)
◎2人目・3人目の出産にて臍帯血を保管
■教材
◎学校教材の編集・制作経験(約7年)
◎発達障害児に役立つ教材の分析

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つわりで体も心も辛い時期に、つい「しんどい」と言うのが、「アピールがうざい」と思われているかも……と悩んでいる妊娠中の方。または、うざいと感じているパートナーの方へ。
正直なところ、私も妻の妊娠中にそう思ってしまったこともありましたが……今では本当に理解不足だったと反省しています。。
このブログ記事では、主に妊娠中の方の立場から、「しんどい」がアピールと思われないための工夫や、周囲の理解を得るための具体的な方法について、私たち夫婦の実体験も踏まえながら紹介します。

この記事を読んでわかること
  • つわり時期の「しんどい」が「アピールみたいでうざい」と思われてしまう理由
  • うざいと思われずに済む対策
  • 周囲の理解を得るための方法

この記事を読めば、相手に「うざい」と思われない、つわりの辛さを伝える方法や、周囲のストレスを軽減する方法がわかります。私たち夫婦の実体験も踏まえて紹介していますので、ぜひ参考にしてください!

【実体験】つわりの「しんどい」が「アピールみたいでうざい」?

【実体験】つわりの「しんどい」が「アピールみたいでうざい」?

つわりのしんどさを伝えたいと感じる一方で、それが「うざい」と思われてしまうことは、多くの妊婦さんにとって悩みの種です。

しかし、相手がそう感じる理由は、必ずしも妊婦さんの伝え方に問題があるわけではありません。

「アピールみたいでうざい」と思われる3つの原因

つわりのしんどいアピールが「うざい」と思われる原因には、大きく分けて3つあります。

  • 理解不足
    つわりの辛さを経験していない人は、症状の重さや日常生活への影響が理解できません。
  • 頻度の高さ
    辛さ・しんどさを何回も話してしまう(アピールしてしまう)と、相手にとってはストレスを感じることもあります。
  • すれ違いが起きている
    妊婦さんは共感を求めている一方で、相手は解決策を提示しようとすると、気持ちがすれ違うことはよくあります。

これらの原因に対処するためには、辛さ・しんどさをアピールするのではなく「自分が辛いときにどうしてほしいか」を明確に伝えることが効果的です。

また、周囲の人々がつわりの症状や辛さについて理解を深めることが、双方のストレスを減らす手助けになります。

妊婦と周囲のすれ違いが生まれる理由

つわりに対する理解が不足していると、妊婦さんと周囲の間でコミュニケーションのすれ違いが生じることがあります。特に、つわりの辛さを「アピール」として受け取られると、妊婦さんの意図とは逆に「うざい」と感じられることが少なくありません。

以前、私が勤めていた会社の話で、同僚につわりの重い妊婦さんがいました。毎日吐き気に悩まされていましたが、上司は「少し気分が悪い程度」としか捉えておらず、アピールを「うざい」と感じていたようです。。

私も妻が長女を妊娠中、妻の体調変化を十分に理解しておらず、妻がつわりの辛さを訴えても「また言ってる」と思っていたことがありました。。

このような状況では、妊婦さんが適切なサポートを得られず、さらにストレスが増すという悪循環に陥りやすいです。周囲やパートナーがつわりの理解を深めておけばすれ違いを防げますし、アピールが「うざい」と感じられることもないでしょう。

つわりの「しんどい」を「うざい」と思われずに伝える方法

つわりの「しんどい」を「うざい」と思われずに伝える方法

つわりのしんどさを伝える際、どうしても「うざい」と感じられるのではと不安に思うことはよくあります。

しかし、正しい方法で伝えれば、周囲の理解を得られる可能性が高まります。相手にどのように伝えるかによって、つわりの辛さが相手に共感されやすくなります。

家庭・職場・友人のケースでそれぞれ見ていきましょう。

家庭でパートナーに理解を得るための工夫

家庭でパートナーに理解を得るには、つわりの辛さを感情的にならずに伝えることが大切です。つわりの影響でイライラしがちですが、冷静な言葉で自分の状態を説明することで、パートナーがより共感しやすくなります。

たとえば私の場合、「今日は吐き気がひどくて家事ができない」という表現ではなく、「つわりの影響で今日は家事が難しいから、少し助けてくれると嬉しい」と夫にお願いするようにしました。

言い方を変えられただけですが、私はそれで「本当に大変なんだな。しっかりやらないと」と思えるようになり、家事分担がスムーズに進みました。

職場でつわりのしんどさを適切に伝えるコツ

職場でつわりのしんどさを伝える際、誤解を避けるためには、周囲に過度な負担をかけずに協力を得ることがポイントです。つわりによる体調不良を「怠けている」と誤解されないために、上司や同僚には具体的な症状や状況を説明することが効果的です。

たとえば私の場合、「つわりで午後から体調が崩れやすくなるので、重要な打合せは午前中にしてほしい」と言ったりしていました。また、事前に上司に相談しておくことで、急な体調不良の際にも対応がスムーズに進むでしょう。

友人や周囲の人に気を使いすぎない方法

つわりのしんどさを周囲に伝える際、気を使いすぎることで自分が疲れてしまうことがあります。特に友人や親戚に対して「迷惑をかけたくない」と思いがちですが、無理をしすぎるとストレスがたまる一方です。むしろ、自分の限界を正直に伝えることが重要です。

私はこれがあまりできず、友人との予定を無理に合わせて、体調を崩してしまうことがありました。。つわり時期は決して無理をせず、休息を優先することが大事です。

つわり中のストレス軽減策【自分でできること】

つわり中のストレス軽減策【自分でできること】

つわりは、身体だけでなく精神面にも大きな影響を与えます。特に、日々変動するホルモンバランスの影響で、感情の起伏が激しくなり、些細なことでストレスを感じやすくなることがあります。

しかし、食事を工夫したり、リラックスできる環境作りをしたり、セルフケアなどを取り入れれば、つわりによるストレスを減らし、少しでも快適に過ごせるようになります。以下、参考までにご紹介しておきます。

食事を工夫する

つわりの症状を和らげるためには、以下のような食事の工夫が有効です。

  • 少量を頻繁に食べる:
    2~3時間おきに少量の食事を摂る。
  • 食べやすい食品を選ぶ:
    とにかく自分が食べやすいものを選ぶ。
  • 水分補給:
    炭酸飲料やスープなどで水分をしっかり摂る。
  • 食事のタイミング:
    食べたいと感じたときに食事をする。
  • 臭いを避ける:
    調理の臭いを避けるために換気を行う。

具体的な食事内容については、以下のサイトがわかりやすくておすすめです。
>>先輩ママに聞く!つわり中におすすめの食べ物は?
>>辛いつわりを乗り越える!妊娠初期の簡単レシピ

リラックスできる環境作りやセルフケア

リラックスできる環境を作ることは、つわり中のストレスを軽減するために非常に有効です。部屋の空気を入れ替えたり、体を圧迫しないような衣類を選ぶなど、生活空間の工夫が重要です。照明や音楽を自分好みに変えるだけでも、リラックス効果を高めることができます。

また、セルフケアも、つわり中のストレスを軽減するために非常に効果的です。特にマッサージやアロマテラピー、軽い運動など、自分が心地よいと感じる方法を見つけることが大切です。また、深呼吸やヨガのようなリラクゼーション法も、体と心をリフレッシュさせるのに役立ちます。

そのほか、元体操女子日本代表の田中理恵さんの以下の動画もわかりやすいので、参考にしてみてください。

つわり中のストレス軽減策【周囲に頼るべきこと】

つわり中のストレス軽減策【周囲に頼るべきこと】

上述したように、適切な対処法を実践すれば、ストレスを効果的に軽減することが可能です。とはいえ、自分一人でできることには限界があります。周囲への協力も大切です。

自分一人で頑張らないように心がける

ストレスを溜め込まないためには、自分の限界を認識し、周囲に協力を求めることが大切です。特に、家事や仕事で無理をしないこと、適切な休息を取ることが必要です。人に頼ることは決して悪いことではなく、心身の健康を守るための重要な手段です。

冒頭で述べたように、職場でつわりがひどいときには上司に相談し、仕事を分担してもらうなど対策をしてもらいましょう。抵抗はあるかもしれませんが、それが最も効果的です。

家事についても、パートナーに協力してもらうようにしましょう。こちらも冒頭で述べたように、「辛いから助けてくれると嬉しい」と伝えれば、理解してもらえるはずです。

具体的に協力を仰ぐ

周囲の協力を得るためには、より具体的に伝えるのがよいでしょう。「しんどい」とだけ言うのではなく、何が辛いのか、どのように助けてほしいのかを明確に伝えるようにすると、サポートしやすくなります。

たとえば、つわりで夕食の準備が難しいときに、私は夫に「今日はつわりで夕飯が作れないから、お弁当を買ってきてくれると助かる」と伝えていました。

具体的なお願いだったので、「うざい」と思うことはもちろんなく、状況を理解できました。その後も、体調を気遣いながら「夕飯しんどいなら買って帰ろうか?」と私から提案することも増えました。

つわりのストレスを軽減するためにできること【まとめ】

このブログ記事では、つわりのしんどいアピールがうざいと思われないための方法と、ストレスを軽減するための具体策に紹介しました。

うざいと思われないためには、まずつわりの辛さを理解してもらうことが大切。伝え方や環境作りも重要になります。また、つわりのストレスを軽減するためには、セルフケアを取り入れたり、自分一人では頑張らずに周囲へ具体的な協力をお願いすることが、結果的に自身の体調を保つことにもなります。

つわりのしんどさを感じたときは、無理をせず、パートナーや職場に具体的なサポートを求めてください。

本記事が、つわりに苦しむ妊婦さんや、そのパートナーの理解を深め、コミュニケーションを円滑にするための手助けとなり、少しでも日常生活を改善するための一助となれば幸いです。

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