発達障害児のクールダウンの方法は?【自閉症児の親が実践例を紹介】

発達障害児のクールダウンの方法は?【実践例を紹介】
ケンサク

ケンサク

はじめまして、ケンサクといいます。
知的障害を伴う自閉症の娘(ピノ子)への療育に奮闘中の父親です。

ー主な経験ー
■療育
◎前職で児童発達支援事業立ち上げに携わる
◎約10の療育(児童発達支援事業所)を体験
■出生前診断・臍帯血(※妻)
◎3人目の妊娠にて新型出生前診断(NIPT)
◎2人目・3人目の出産にて臍帯血を保管
■教材
◎学校教材の編集・制作経験(約7年)
◎発達障害児に役立つ教材の分析

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「発達障害の子どもの癇癪などが多くて困っている……クールダウンの方法を知りたい」という親御さんへ。
私の娘も発達障害で、一時期は癇癪や情緒不安定なことが多かったのですが、今は様々な方法である程度抑え込むことができるようになりました。
今回は実際に行っているクールダウンの方法について紹介します。

この記事を読んでわかること
  • 発達障害児のクールダウンの方法
  • 言葉かけのコツ

自閉症の娘を持つ私たち夫婦が、実際に取り組んでみて効果のあった経験を紹介していますので、ぜひ参考にしてください!

※本記事にはプロモーションが含まれます。

発達障害児のクールダウンの方法は?

発達障害児のクールダウンの方法は?

いきなり結論ですが、私の娘のピノ子(発達障害児)に実践して効果のあったクールダウン方法は以下のとおりです。

  • 【前提】食事療法に取り組む
  • 1. 気持ちに寄り添った言葉かけをする
  • 2. スキンシップをする
  • 3. 落ち着く環境を提供する
  • 4. 気晴らしをする

こうやって書くと「当たり前のことじゃないか」と言われてしまうかもしれませんが……この当たり前のことを当たり前にやるのが、なかなか難しいことだと思います。。

それぞれ、詳しくご説明していきます。

【前提】食事療法に取り組む

絶対に必要というわけではないですし、個人差もありますが、そもそもクールダウンが必要な状況を起こさないこと大切です。その事前対策として、食事療法はおすすめ。ピノ子も取り組む前と後では落ち着き方が違うなあという印象を受けました。

食事療法の詳細は以下の記事で詳しく紹介していますので、興味がある方はご覧ください。

本格的に取り組むとなるとそれなりの手間がかかりますが、「手軽に実践したい」という場合は、まず鉄分を積極的に摂取することをおすすめします

鉄は脳や心の健康維持に欠かせない、とても重要な栄養素の1つです。しかし、鉄が多く含まれるレバーやほうれん草でも、相当な量を食べなければ1日の推奨摂取量に届きません。

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レピールまめ鉄

発達障害児のクールダウンの方法は?「レピールまめ鉄」
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以下の記事で、ピノ子がレピールまめ鉄を実際に試してみた様子をまとめていますので、興味がある方はご覧ください。

1. 気持ちに寄り添った言葉かけをする

前提として、クールダウンが必要な状況を起こさないということはお伝えしましたが、もちろんそれでゼロになるわけではありません。。ここからは、癇癪などが起こってしまった場合の対応についてご紹介します。

最初のクールダウンの方法としては、まずはお子さんの気持ちに寄り添ってあげ、安心感をあたえることが大切です。泣いたり興奮したり、癇癪を起こしている原因がわかっていれば、「そうだね」「嫌だよね」といった言葉かけを、優しくしてあげましょう。

ただし、必ずしも原因がわかっているとは限りません。そういった場合は、「どうしたの?」「大丈夫?」といった言葉かけが考えられるでしょう。そしてお子さんの感情に寄り添っていきます。

それでクールダウンできるなら一番よいのですが……現実問題、うまくいかないことも多いかと思います。ピノ子の場合も、しばらく言葉かけをして落ち着くこともありましたが、どちらかというと収まらないケースの方が多かったと思います。。

2. スキンシップをする

言葉かけをしてもあまり効果がない場合は、ハグやこちょこちょのようなスキンシップを試してみましょう。感情的になっていても、リラックス効果が期待できます。

ただし、これも難しいところで……ピノ子も場合によっては逆効果になることもありました。。まずは言葉かけをして、少し落ち着きが見えてきた後にやってみた方が、効果が期待できるかもしれません。

3. 落ち着く環境を提供する

言葉かけやスキンシップでもダメなら、お子さんが落ち着く環境を設定する必要があります。よって、まずは事前に「子どもが落ち着く場所はどこなのか」「どういう環境であれば落ち着くのか」を理解しておくことが大切です。

たとえばピノ子の場合、家の中であればキッズ用のテントをすぐに用意できるようにしたり、好きな布団をすぐに敷けるようにしたりするなど、本人がリラックスできる環境を準備できるようにしています。泣き止まなかったり、興奮が冷めない場合は、こうしてクールダウンするようにしています。

もし、「落ち着く場所がまだわからないんだよなあ……」という場合は、普段のお子さんの様子を見ながら、色々試してみてください。おすすめは、前述したキッズ用のテントなど、お子さんが「ここが自分の空間なんだ」と思えるような環境を設定してみるとよいかと思います。

4. 気晴らしをする

それでもダメなら……家の中であれば、おもちゃや絵本、場合によってはゲームやテレビでもよいでしょう。とにかく、何か他のことに気を向けさせるようにしましょう。お出かけが好きなお子さんであれば、外に連れ出すのもよいかもしれません。

なお、発達障害の子どもにおすすめのおもちゃは以下の記事で詳しく紹介していますので、ご覧ください。

ピノ子の場合も、どうにもならないときは外に出て30分程度歩いたりしています。そうすると、帰ってきたときには嘘のようにスッキリしていたりします……(笑)とはいっても、必ずしも出かけられる状況とは限りませんので、最終手段としてテレビを見せることもあります。

4つの方法を順番でご紹介しましたが、あくまで個人差があると思いますので、必ずしもこの順番で取り組む必要はありません。お子さんにとって最も効果的な方法を実践していただければと思います。

発達障害児への言葉かけのコツ

発達障害児のクールダウンの方法は?「発達障害児への言葉かけのコツ」

発達障害のお子さんをクールダウンさせる方法として、最初は「言葉かけ」から入るということは、前述したとおりです。そして、当たり前のことかもしれませんが、基本的にはどの工程においても無言でやることはなく、常に言葉かけを伴います。

当然、お子さんによって特性は当然異なるため、「これが正しい」という絶対的な言葉かけはありませんが、注意すべき点は共通しています。適切な言葉かけができればお子さんの感情は安定し、クールダウンにつながりやすくなります

以下、ざっくりではありますが、お子さんの成長段階に合わせた言葉かけについてご紹介します。

ある程度言葉でのコミュニケーションができる場合

これは健常児のお子さんにも共通するかと思いますが、まずは私たち親が感情的になりすぎず、理解ある態度で対応することが大切です。

「どうしたの?」「大丈夫?」と言っても駄々をこねたり、聞く耳をもたれないケースも多々あるかと思いますが……それでも声を荒げたりイライラしたりするのではなく、なだめるような言葉を使いながら、落ち着いてゆっくりと話しましょう。(まあこれが難しいのですが。。)

さらに、できるだけお子さんに対して肯定的な言葉かけ(「そうだね」「わかるよ」など)を行い、お子さんが励まされていると感じられるようにするのがよいでしょう。

言葉でのコミュニケーションが難しい場合

言語理解が進んでいない場合、そもそもこちらの言葉かけを理解できないことも考えられます。そういった場合に有効なのが、言葉かけとジェスチャーを組み合わせたり、絵カードや写真カードを活用することです。

ピノ子も言語理解が進んでいなかった時期は絵カードをよく活用していました(今でも活用することはあります)。たとえば癇癪を起こしたときに「お出かけ」「おやつ」「テレビ」といったカードを見せて、促してあげるようにしていました。

ただし、これには日頃からカードを使用していないと理解できないため、状態の安定しているときにカードの意味を認識させてあげる必要があります。

矛盾するようですが、必ずしも言葉をかければいいというわけではありません。言葉が引き金となって、お子さんの混乱が大きくなってしまう場合もあります。

「今は声をかけないほうがよさそうだな」というのを判別できるようになるのは大変難しいと思いますが……こればかりは、私たち親が日頃の様子を観察しながら、見極めるしかありません。ときには「あえて声をかけない」という選択肢も試してみるようにしましょう。

クールダウンのメリット

発達障害児のクールダウンの方法は?「クールダウンのメリット」

発達障害の子どもを早めにクールダウンさせるのは、その場だけのメリットに留まりません。癇癪や情緒不安定な状態が続くと、それが当たり前の状態になってしまうからです。

また、そこからエスカレートすると、他害や自傷行為といったことにつながりかねません。上述したような方法で、できるだけ早めにクールダウンさせる必要があります。

日頃からお子さんの感情を安定させることは、お子さん自身はもちろん、私たち親の精神的な安定にもつながります。そして、結果的に発達障害のお子さんの成長を促すことにもなります長期的な目線で見ても、大きなメリットがあるのです。

療育も有効活用しましょう

発達障害児のクールダウンの方法は?「療育も有効活用しましょう」

もしまだ療育に通われていない場合は、この機会にぜひ通室を検討しましょう

家庭だけで対応することも不可能ではありませんが、療育の経験豊富な先生(指導員)たちに見てもらうことで、お子さんへの新たなアプローチを発見できるかもしれません。クールダウンということに限らず、成長を促すには活用しない手はないでしょう。

以下の記事で、おすすめの療育を紹介していますので、療育に通われていない方はぜひご覧ください。実際に体験を受けてみた感想なども書いていますので、選び方の参考にもなると思います。

まとめ【ポイントをおさえて早めのクールダウンを】

発達障害のお子さんクールダウン方法について、「気持ちに寄り添った言葉かけをする」「スキンシップをする」「落ち着く環境を提供する」「気晴らしをする」という4つをご紹介しました。特に、言葉かけは注意して行うようにしましょう。

もちろん、お子さんの特性やそのときの状況によって対応方法は異なります。日頃からお子さんの様子をよく観察しておきましょう。また、そもそもクールダウンが必要な状況が起きないように食事療法などに取り組んだり、成長を促すという点で療育に通うのも有効です。

どちらもまだ取り組んでいない方は、この機会にぜひ検討を進めてください。

今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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