軽度知的障害の子は勉強できない?【中度知的障害の娘の勉強方法】

軽度知的障害の子どもは勉強できない?【結論:やり方次第です】
ケンサク

ケンサク

はじめまして、ケンサクといいます。
知的障害を伴う自閉症の娘(ピノ子)への療育に奮闘中の父親です。

ー主な経験ー
■療育
◎前職で児童発達支援事業立ち上げに携わる
◎約10の療育(児童発達支援事業所)を体験
■出生前診断・臍帯血(※妻)
◎3人目の妊娠にて新型出生前診断(NIPT)
◎2人目・3人目の出産にて臍帯血を保管
■教材
◎学校教材の編集・制作経験(約7年)
◎発達障害児に役立つ教材の分析

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「軽度知的障害があると勉強できないのかな……」「軽度知的障害でもある程度は勉強させたいな……」という親御さんへ。
私の娘は「中度」知的障害を持つ自閉症ですが、ある程度であれば勉強(学習)にも取り組めています。
そういった娘の実体験や、軽度知的障害を持つ周囲の子どもの話をもとに、おすすめの勉強方法について紹介します。

この記事を読んでわかること
  • 軽度知的障害の子どもが勉強できない傾向にある理由
  • 軽度知的障害の子どもの勉強方法(中度知的障害でも効果のあった方法)
  • おすすめの教材

この記事を読めば、軽度知的障害の子どもでもある程度勉強できるようになる方法がわかります。
記事後半では、中度知的障害の娘でも取り組みやすかった教材を紹介していますので、ぜひ参考にしてください!

※本記事にはプロモーションが含まれています。

軽度知的障害の子は勉強できない?

軽度知的障害の子は勉強できない?

「軽度知的障害の子どもは勉強できない」というのは、確かに定型発達の子どもと比べるとそういう傾向があるのかもしれません。しかしやり方次第で、ある程度勉強できるようになるというのも事実です。

実際、私の娘のピノ子の周りにいる軽度知的障害を持つお子さん(未就学児)や、その兄弟で軽度知的障害を持つ小学生のお子さんの話を聞くかぎり、苦労しながらも何とか勉強についていっているという話を耳にします。

ピノ子の場合は「中度」知的障害を持つ未就学児ではありますが、「勉強」とまではいかなくとも、その前段階といえる簡単な「学習」はこなせるようになってきています。

(定型発達の子と比べて)勉強できない傾向があるのはなぜ?

「障害があるんだから勉強にも支障は出る」と言われたらそれまでなのですが、軽度知的障害の子への学習方法を考えるうえで、ここでは原因についても少し触れておきます)。

そもそも、軽度知的障害とは、その名の通り知的障害の中でも症状が軽度とされる場合の知的障害です。IQの目安としては、50~69の水準となります。

以下、未就学時期(幼児期)と就学以降で見られる特徴をまとめます。

未就学時期(幼児期)の特徴

幼児期の特徴としては、同年齢の子どもと比べて話せる言葉が少なく、意味を理解している言葉も少ないなど、言語の遅れが見られる傾向があります

ピノ子は「中度」知的障害のため、言語はさらに遅れている状況です。。

とはいえ、軽度知的障害であれば、定型発達の子と比べてやや遅くても言葉を話せるようになる傾向があり、簡単な言葉のやりとりであれば理解できるようになります

就学以降の特徴

小学校入学以降、徐々に読み・書き・計算といった学習に遅れが出たり、授業のスピードについていけなくなるといった傾向が見られます。

また、言葉を使ったコミュニケーションが苦手なので、学年が上がるに連れて複雑になっていく意思疎通が難しくなることも。さらに、日常生活ではお金の計算や時間の把握などが苦手といった特徴もあります。

上記のような傾向があるため、軽度知的障害の子は「まったく勉強できない」というわけではないのですが、定型発達の子と比べると遅れをとりやすいとは言えるでしょう。

軽度知的障害の子どもの勉強方法【中度知的障害でも効果あり】

軽度知的障害の子は勉強できない?「軽度知的障害の子どもの勉強方法」

では、軽度知的障害の子はどのように勉強すればよいのでしょうか。ピノ子の周囲にいる軽度知的障害を持つ子や、中度知的障害であるピノ子自身の体験などから、次のような方法をおすすめします。

軽度知的障害の子どもの勉強方法
  • 視覚的な要素(絵や写真など)を多く使用する
  • 繰り返し学習を徹底する
  • 簡潔に・具体的に教える

視覚的な要素(絵や写真など)を多く使用する

上述したように、軽度知的障害の子は読み・書き・計算などの短期的な記憶が苦手な傾向があります。たくさんの情報が一度に入ってきても処理できず、すぐに忘れてしまいます。その点、軽度知的障害の子は視覚優位の傾向があるので、絵や写真などを使うと覚えやすいのでおすすめです。

お子さんの成長度合いにもよりますが、たとえば漢字や数のインプットであれば、フラッシュカードのようなものを使用するのもよいでしょう。

繰り返し学習を徹底する

記憶することが苦手な軽度知的障害の子は、新しく学んだことを定着させるのも難しい傾向があります。よって、繰り返し同じ内容を学習することも大切です。

ただし、集中力が続かないのも特性としてありますので、短い時間で何度も復習するのがおすすめです。たとえば「この1週間は勉強の最初に必ずこれをやる!」といったように、可能な範囲で繰り返すとよいでしょう。

その際は、上述したように絵や写真を活用してあげると、より高い効果が期待できます

簡潔に・具体的に教える

軽度知的障害のある子は、「ちゃんとやって!」「しっかりやって!」というような漠然とした指示が通りにくい傾向があります。かといって、あまり複雑な指示をしても混乱するので、簡潔に・具体的な説明が必要です。(ピノ子の場合もまさにそうです。。)

たとえば「今日はこの見開き2ページをやろうね」よりも、「今日はこの問題からこの問題までやろうね」といったようにして、かつ、印などもつけてあげるとわかりやすいでしょう。それだけでも目的がはっきりして、勉強に取り組みやすくなることもあります。

やはり、普通に勉強させてもなかなか定着しないのが実情ですので……このような方法で少しずつ時間をかけて取り組む必要があります。当たり前かもしれませんが……ピノ子もそうですし、周囲の子の話を聞いていても、いきなり勉強できるようになるわけではありません。

知的障害を持つ子の親御さんは、もう聞き飽きているところもあるかもしれませんが……勉強においても「焦らず地道に」というのが一番の近道です。

しかし、中度知的障害のピノ子でも、がんばって取り組めていますので、軽度知的障害の子はもっと成長が期待できるでしょう。実際、周囲にいる軽度の子はピノ子よりもかなり成長が早いと実感しています。

軽度知的障害の子どもにおすすめの教材【無料お試し可】

軽度知的障害の子は勉強できない?「軽度知的障害の子どもにおすすめの教材」

上述したポイントに加えて、通信教育などの教材を利用すると効果が高まるのでおすすめです。参考までに、中度知的障害であるピノ子に効果があったものや、ピノ子の周囲にいる軽度知的障害を持つ子が取り組んでいるものをご紹介しておきます。

いずれも無料のお試しが可能なので、この機会にぜひ検討してみてください。

全家研ポピー

軽度知的障害の子は勉強できない?「ポピー」
(出所:全家研ポピー公式HP)

全家研ポピーは、シンプルでわかりやすい紙教材。他社よりもかなり安価で、気軽にお試しできます。発達障害の子どもでも取り組みやすい易しめの内容です。

全家研ポピーの口コミ

コスパ抜群!シンプルな構成で発達障害の子にもおすすめ

すらら

軽度知的障害の子は勉強できない?「すらら」
(出所:すらら公式HP)

すらら発達障害の子どもに最適なタブレット学習教材です。字・イラスト・音声を組み合わせたゲーム感覚で学べるので、発達障害の子どもでも視覚的にわかりやすいのが特長です。

すららの口コミ

発達障害の子でもタブレットで楽しく学べる

上記の教材を含めて、知的障害や発達障害を持つ子におすすめの教材は以下の記事で詳しく紹介していますので、「しっかり検討したい」という方はこちらもご覧ください。

まとめ【軽度知的障害でも工夫次第で勉強できます】

軽度知的障害の子は定型発達の子と比べると勉強できない傾向もありますが、学習方法を工夫すればある程度勉強できるようになります

「視覚的な要素(絵や写真など)を多く使用する」「繰り返し学習を徹底する」「簡潔に・具体的に教える」などのポイントを意識して、勉強に取り組んでみてください。加えて、ご紹介したような通信教育などの教材を活用するのも効果が高まるのでおすすめです。

子どもにしっかり勉強してもらうのは定型発達の子でも大変ですから……軽度知的障害の子はもっと大変です。。上述したような方法を色々試しながら、少しずつ定着させていきましょう。(私たち夫婦もがんばります!)

今回の記事が少しでもお役に立てば幸いです。

今回紹介した教材
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