お子さんに「発達障害の薬を飲ませたくない」と考える親御さんへ。
私もそうですが、発達障害の子どもを持つ親として、薬を飲ませることに不安を感じるのは当然のことです。実際に、私の娘も薬を使わずに改善に取り組んできました。
このブログ記事では、その実体験から効果があったと感じる方法について、具体的に紹介していきます。
- 発達障害の薬の主な副作用
- 薬を使わない改善方法
- 薬を飲まない場合のリスク
この記事を読めば、発達障害の薬を使わない場合の具体的な改善方法がわかります。発達障害の娘の実体験も紹介していますので、ぜひ参考にしてください!
※本記事にはプロモーションが含まれています。
※今回の記事は、主に以下の書籍を参考にしています。
※こちらの記事をご覧の方には、以下の記事で紹介している栄養補助食品もおすすめです。
目次
発達障害の薬を飲ませたくない理由|薬を使わない改善方法とは?
お子さんに「発達障害の薬を飲ませたくない」と考える親御さんは少なくないはずです。その理由は、やはり薬の副作用への懸念。できれば自然な方法で改善したいと考える方が大半でしょう。
発達障害の娘(ピノ子)を持つ私も、できれば薬に頼らずに子どもの成長を見守りたいと思っています。
発達障害の薬の一般的な副作用
発達障害の薬には、以下のような副作用が報告されています。
- 情緒不安定
- 食欲減退
- 不眠
- 頭痛
- 腹痛
子どもの体調や日常生活に影響を及ぼすため、親としては心配になるポイントです。ただ、これらの副作用にはもちろん個人差がありますので、注意深く観察し、必要に応じて医師に相談することが重要です。
薬を避けたい親の心理
親が薬を避けたいと思う最も大きな理由は、やはり上述した薬の副作用に対する懸念でしょう。副作用が子どもの健康や生活の質に悪影響を与える可能性がある以上、不安を感じるのは当然です。
発達障害の特性によっては薬が必須の場合もあるので、投薬自体を完全に否定するわけではありません。しかし、できれば薬に頼りたくないと思ってしまうのも事実です。。
薬を使わない改善方法
「薬に頼ることなく、自然な方法で改善したい」私たち夫婦もそう考え、以下のような取り組みを実践しています。
- 食事療法
- 栄養補助食品の活用(特に鉄分)
- 療育(特に感覚統合や運動療法)
それぞれの取り組みの詳細については、次から紹介していきます。
薬を使わない改善方法【発達障害の娘への取り組み】
発達障害に対する薬以外の療法には、食事療法をはじめ、不足しがちな栄養素を補給する栄養補助食品の活用、感覚統合や運動療法といった様々な療育などが挙げられます。
娘のピノ子は重度知的障害を伴う自閉症でありながら、これらに積極的に取り組むことで成長してくれていると感じています。
もちろん、これらがすべてのお子さんに必ず効果があるとは言い切れませんが……もしまだ取り組んでいないものがあれば、ぜひ検討してみてください。お子さんに合う可能性もありますので。
食事療法の具体的な方法
食事療法は、簡単に言えば栄養バランスを整えることで発達障害の症状改善を促す方法です。特定の食品を摂取したり、避けたりすることで効果を期待します。たとえば次のようなものです。
- グルテンフリー・カゼインフリー食:
グルテンやカゼインを含む食品を避けることで、消化器官の問題を改善し、行動の安定を図ります。 - オメガ3脂肪酸の摂取:
魚やナッツ類に含まれるオメガ3脂肪酸は、脳の機能をサポートし、集中力を高める効果があります。 - 砂糖の制限:
砂糖の過剰摂取は、行動の過剰興奮や集中力の低下につながるため、摂取を制限します。 - ビタミンやミネラルの補給:
ビタミンやミネラルは神経の働きをサポートし、疲れやすい・体力がないといった症状を改善します。 - 鉄分の補給:
鉄分が不足すると、イライラ(癇癪)や風邪を引きやすいといった症状が出る傾向があるため、鉄を意識して摂取するようにします。
食事療法については、以下の記事でさらに詳しく紹介しています。
栄養補助食品の活用(特に鉄分)
食事療法の中でも、特に摂取が難しいのが鉄分。鉄が多く含まれるレバーやほうれん草でも、相当な量を食べなければ1日の推奨摂取量に届きませんが、鉄は脳や心の健康維持に欠かせない、とても重要な栄養素の1つです。
その鉄を、小さじ1/2杯を料理や飲み物に入れるだけで1日の推奨摂取量を補給できる栄養補助食品をご存じでしょうか?
詳しくは以下の記事で紹介していますので、ぜひ一度ご覧ください。ピノ子も使用している栄養補助食品になります。
療育(特に感覚統合や運動療法)
療育はすでに活用したり、家庭でも取り組まれている方が多いかとは思いますが、特に注力したいのが感覚統合や運動療法。
感覚統合は、子どもの感覚処理能力を向上させるために特別な活動や運動を行います。また、運動療法は身体を動かすことで脳の機能を高め、集中力や行動の安定を図ります。
これらを組み合わせて行うことで、より大きな効果が期待できるというわけです。
なお、感覚統合や、運動療法に力を入れている療育については以下の記事で詳しく紹介しています。
発達障害の薬は完全に飲ませないべき?
上述した改善方法には様々な効果が期待されますが、一朝一夕でどうにかなるものではありません。また、もし薬をすでに服用している場合、いきなり薬をやめるのは当然リスクがあります。
薬をやめる際のリスク
発達障害の薬をやめる際には、いくつかのリスクがあります。
まず、薬を急にやめることで、症状がかえって悪化する可能性も。これを防ぐためには、医師と相談のうえで徐々に薬の量を減らす「減薬」を行うことが推奨されます。
また、薬をやめた後に上述した食事療法や療育といった改善方法だけで、これまでの症状が緩和できるかどうかについても、慎重に見極める必要があります。
当たり前のことかもしれませんが、現在薬を服用中の場合は、医師と相談しながら計画的に薬をやめることが重要です。
改善方法(代替療法)の効果の見極め方
食事療法や療育といった改善方法の効果を見極めるためには、客観的な分析が必要です。「始めて1週間で効果が出る」ということは考えにくいので、最低でも1カ月続けてみて、少しでも変化があったかどうかを観察しましょう。
ピノ子は元々薬を飲ませていませんが、新しい取り組みを始める際には、娘の普段の問題行動や学習への取り組み、情緒の安定度などがどう変化したか、簡単にメモするようにしています。
長期的に取り組まないと「明らかに変わった」とは感じにくいかもしれません。よほど状態が悪化しないかぎりは、ある程度継続して判断する必要があります。
ただ、やはり「できることなら薬には頼りたくない」とお考えであれば、ご紹介した改善方法を試してみる価値はあるはずです。ぜひ、何か1つでも取り組んでみてください。
まとめ【可能な範囲で薬に頼らずに、代替療法を】
今回の記事では以下のような内容についてご紹介しました。
- 発達障害の薬の主な副作用
- 薬を使わない改善方法
- 薬を飲まない場合のリスク
発達障害の薬には副作用があるため、できるだけ飲ませたくないと思うのは当然です。ただし、もし薬を服用中の場合は、症状がかえって悪化する可能性もあるので注意が必要。段階的にやめていく必要があるでしょう。
また、薬を使わない改善方法(代替療法)として、食事療法や栄養補助食品(特に鉄分)、療育(特に感覚統合や運動療法)についてご紹介しました。もちろん、それぞれ個人差はありますが、ぜひ試してもらう価値はあるはずです。
医師や専門家に相談しつつ、継続的に観察しながらお子さんの成長をサポートしていきましょう。
今回の記事が少しでもお役に立てば幸いです。