つい最近、私の娘のピノ子が「ギフテッド」と言われたことがありました。一応最初に言っておきますと、ピノ子は決してギフテッドではありません。。
*ギフテッド:同世代の子どもの平均以上の能力や、高いレベルの創造性や知識などを生まれつき持っている子どもなどを指します。ギフテッドには、何でもできる秀才タイプと、ある分野だけ極端に高い能力を示す2Eタイプがあります。
ピノ子はパズルが(本人のレベルからすると)得意で、今では140ピースくらいであれば10分前後で完成させることができます。どうやら幼稚園でその光景をお友達や先生が見ていたようで、「すごい!」となり、妻がママ友から「(ピノ子は)ギフテッドじゃん!」と言われたそうなのです(もちろん、冗談半分だとは承知しているのですが……)。とはいえ、それは家で最も集中してできるのがパズルなので、たくさんこなしている慣れのおかげだと私たち親は認識しています。。
よく、発達障害を抱える人は特定の能力が非常に優れているという話も耳にします。ピアノが極めて得意だったり、絵の才能があったりなど……発達障害の子どもを抱える親としては、そういう話を聞くとついつい期待してしまうこともありましたが、周囲の同じようなお子さんでは聞いたことはなく……それは本当にまれなケースなんだなあというのを実感しています。。
とはいえ、実際にギフテッドのお子さんを抱える親御さんたちも、当然大変なことは多いのだと思います。感受性が豊かな分、感情の起伏も大きく、他の子どもと比べて敏感な反応を示すことも多いのでしょう。親御さんは子どもの特性を理解し、必要に応じて適切な声かけをしたり、家庭での学習環境を整えたり……サポートするのにすごく気を遣っているのだと思います。
繰り返しになりますが、ピノ子はギフテッドではないので、これはあくまで想像の範囲で恐縮ですが……発達障害の子ども、ギフテッドの子ども、成長の度合いはまったく違うかもしれませんが、子育てにおいて共通する部分はあるんだろうなあと実感した次第でした。
と言いながらも、心のどこかではギフテッドではなくても何か得意なこと(才能)があればいいなあ……と考えているのも事実です。。それを見つけてあげるのも、私たち親の使命なのかもしれません。最近、日々の療育では好きなことを伸ばすというよりも、どちらかというと課題を克服するほうにカロリーを使っているように感じていましたので、改めてどちらも重要だと感じた出来事でした。