やめてと言ってもやめない発達障害の子への対応|自閉症児の父が実践した4つの方法

やめてと言ってもやめない発達障害の子への対応を父親の実体験から解説する記事のアイキャッチ
お子さんの成長に悩む親御さんへ

なぜ、うちの子は療育で伸びないのか?

「療育に通っているのに、なぜか伸びない……」 かつての私と同じような悩みをお持ちの親御さんへ。
約7年間の実践と、資格の知見から見えてきた、療育メソッドの前に整えるべき「たった一つの○○」の重要性について、以下の記事で無料公開しています。
この「○○」が、あなたの療育の「なぜ?」を解き明かすヒントになるはずです。

ケンサク

ケンサク

知的障がい支援士

はじめまして、ケンサクといいます。
重度知的障害を伴う自閉症の娘を育てる父親です。
「元・教材編集者」のスキルと専門資格を活かし、家庭で無理なく実践できる療育ノウハウを発信しています。

【資格】
◎知的障がい支援士
◎子ども発達障がい支援アドバイザー

【経験・実績】
◎教材出版社で教材編集・制作(約7年)
◎情報の「スモールステップ化」が得意
◎児童発達支援事業の立ち上げに関与
◎10ヶ所以上の療育施設を比較・体験

専門知識と実体験をもとに、障害児育児の「困った」を解決し、親子で笑って過ごすためのヒントをお届けします。

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「やめてって言ってるでしょ!」
「どうして、何度言ってもやめてくれないの……」

「やめて」という、たった一言が伝わらない。
その繰り返しに、「育て方が悪いのかな……」と自分を責めてしまう。

そのお気持ち、痛いほどわかります。

私の娘は、3歳で「知的障害を伴う自閉症」と診断されました。

食べ物じゃないものを口に入れる。
虫刺されをひたすら搔きむしる。
洋服の袖を噛み締める。

何度「やめて」と言っても、やめない。
やめられない。

正直、「この子にはもう何を言っても無駄なんだ」と心が折れかけたこともあります。

でも、あるとき気づいたんです。

「やめて」が届かないのは、娘のせいでも、私たちのせいでもなかった。
届かない理由があって、届く伝え方があった。

声かけの方法や環境を工夫することで、少しずつですが、確かに変わっていきました。

8年経った今、娘の「やめられない行動」の多くは落ち着いています。

この記事では、私たち夫婦の8年間の試行錯誤をもとに、なぜ「やめて」が伝わらないのかをわかりやすく解説し、わが家で実際に効果があった4つの対応策を具体的にお伝えします。

これだけは覚えておいてください。
その子の行動は、あなたのせいでは、決してありません。

この記事を読んでわかること
  • 発達障害の子が「やめて」と言ってもやめられない本当の理由
  • わが家で効果があった4つの具体的な対応策
  • パニックの瞬間に使える3ステップ応急処置
  • 試してもうまくいかないときの次の一手と相談先
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なぜ「やめて」が伝わらないのか?【発達障害の子が“やめられない”4つの理由】

発達障害の子がやめてと言われてもやめられない理由を考えるための絵カードとチェックリスト

「やめてと言ってもやめない」行動の背景には、発達障害の特性が関係していることがあります。

大切なのは、お子さんはあなたを困らせようとして「やめない」のではないということ。
むしろ「やめたくても、やめられない」。
子ども自身も、自分の衝動や感覚に困っていることがほとんどです。

行動分析学では、子どもの問題行動の目的は大きく4つに分類されます。

この「なぜやめられないのか」を見抜くことが、対応の第一歩です。

理由①:「やめて」がパニックボタンになっている(ASD・こだわりの特性)

自閉スペクトラム症(ASD)の傾向がある子にとって、世界は予測不能な変化だらけの場所です。

だからこそ「いつもと同じ」であることに強くこだわり、特定の行動を繰り返すことで心を落ち着かせています。

この子にとって「やめて」の一言は、安心のよりどころを突然奪われるのと同じ。
かえってパニックになったり、余計に行動に固執してしまうんです。

【わが家の場合】

娘は幼稚園の年中から年長にかけて、洋服の袖を噛み締める行動がありました。
嫌なことがあったときや不安なときに出る、いわば「心の安定剤」のような行動です。
最初は「噛まないで!」と何度も注意していたのですが、言えば言うほど激しくなる。
これは、娘にとって唯一の自己調整手段を「やめろ」と奪おうとしていたからでした。

理由②:叱られること自体が「ご褒美」になっている(ADHD・注目希求)

ADHD(注意欠如・多動症)の傾向がある子の脳は、常に強い刺激や反応を求めています。

ここで重要なのが、叱られることさえも「注目」というご褒美になりうるということ。

無視されるくらいなら、怒られた方がマシ。
だから、叱れば叱るほど行動がエスカレートしてしまうことがあります。

理由③:「やめて」の意味がわからない(言語理解の困難)

「走らないで!」と言われても、「じゃあ何をすればいいの?」がわからない。
否定形の指示は、特に言語理解に困難のある子にとって非常にわかりにくいものです。

「走らないで」ではなく「歩こうね」。
「投げないで」ではなく「そっと置こうね」。

子どもの脳が理解できるのは、「やめること」ではなく「代わりにやること」です。

理由④:その行動自体が心地よい(感覚刺激・自己調整)

誰かに向けた行動ではなく、行動そのものが気持ちいい・落ち着く、というケースもあります。

くるくる回る、ぴょんぴょん跳ねる、特定のものをずっと触り続ける、といった「感覚刺激」を目的とした行動です。

この場合、叱っても注意しても効果は薄い。
本人にとっては「必要なこと」をしているだけだからです。

【わが家の場合】

娘は手持ち無沙汰になると、無意識に自分の体をいじる感覚探求の行動が出ていました。
退屈やストレスが引き金で、本人に悪意は一切ない。ただ「何か刺激がほしい」だけ。
これに気づくまでに、正直かなりの時間がかかりました。

【実体験】娘が「やめられなかった」場面と、その裏側にあったもの

ここで、もう少しわが家のリアルな話をさせてください。

娘は重度知的障害を伴う自閉症で、現在8歳。
明確な発語はありませんが、ジェスチャーや絵カードで意思疎通をしています。

2歳10ヶ月から療育に通い始めた当初、「体を動かす遊び」から「座ってお話を聞く時間」への切り替えがまったくできず、毎回泣き叫んでいました。

周りの子が座っている中、娘だけが泣いて暴れる。
「なんでうちの子だけ……」と何度も思いました。

でも、療育の先生に言われたんです。

「この子は切り替えられないんじゃなくて、切り替え方を知らないんです」と。

そこから8ヶ月間、同じプログラムを同じ流れで繰り返し続けました。
すぐには変わりません。
1ヶ月経っても2ヶ月経っても、まだ泣く日がある。

でも、8ヶ月後には確かに変わっていた。
「次はこれだな」と見通しが持てるようになった娘は、泣かずに座れる回数が増えていったんです。

このとき私が学んだのは、「すぐに結果が出ないこと」と「効果がないこと」はまったく違うということでした。

わが家で効果があった4つの具体的な対応策

家庭で発達障害の子への声かけや視覚支援を工夫する親子の手元

原因がわかったら、次は具体的なアクションです。

ここからは、実際にわが家で試して効果があった4つの方法を、ビフォー・アフターの実体験とともにお伝えします。

対策①:「〜しないで」を「〜しようね」に変える

私たちはつい「ダメ!」「やめて!」と否定語を使いがちです。

でも、それでは子どもの脳には「何をやめるか」しか届かず、「代わりに何をすればいいか」がわからない。

「〜しないで」を「〜しようね」に言い換える。

たったこれだけのことですが、実践してみると驚くほど変わります。

【わが家のビフォー・アフター】

娘は口に物を入れる癖(異食傾向)がありました。

食べ物ではないもの、たとえばおもちゃの部品、紙、園で使う文房具などを、何でも口に持っていく。

ビフォー:
「食べないで!」「出して!」と大声で制止。
→ 一瞬やめるが、すぐに繰り返す。私たちのイライラが伝わり、余計に不安定になる悪循環。

アフター:
「お口から出そうね」と穏やかに声をかけ、手を口元に近づけて出す動作を促す。出せたら「上手に出せたね」と褒める。
→ 完全にはなくならないものの、指示が通る回数が格段に増えた。

虫刺されを搔きむしる行動にも同じ方法を使いました。

娘はアレルギー体質で、蚊に刺されると普通の子の何倍も腫れ上がります。
痒くて搔きむしり、ときには化膿してしまうことも。

「掻かないで!」と叫んでいた声かけを、「おてては、おひざにしようね」に変更。
さらに、保冷剤を手に持たせることで「冷たい」という別の感覚に注意を向けさせました。

搔きむしる頻度は目に見えて減りました。

正直、最初は私たち親の方が慣れるのに時間がかかりました。
長年の「ダメ!」が口癖になっていたので。
でも意識して1〜2週間続けると、自然と肯定語が出てくるようになります。

対策②:指示は「具体的に、一つずつ」

「ちゃんとして!」「片づけなさい!」

こういう漠然とした指示は、発達障害の子にはほぼ伝わりません。
「何を」「どこに」「どうするのか」がわからず、混乱してしまうんです。

ポイントは、指示を一つに絞り、具体的にすること。

【わが家のやり方】

娘に片づけを促すとき、以前は「片づけて!」と言うだけでした。
当然、娘はキョトンとしている。
何をどうすればいいかわからないから。

そこでやり方を変えました。

①まず娘と目線を合わせる(しゃがんで、正面から)
②「遊ぶのはおしまい。お片づけの時間だよ」と伝える
③「このおもちゃは、この赤い箱に入れようね」と一つだけ具体的に指示する
④できたら「入れられたね!」とすぐに褒める
⑤次の一つを指示する

さらに、視覚スケジュール(「遊ぶ→片づけ→ごはん」の流れを絵で示したカード)やタイマーを使って、「次に何が来るか」の見通しを持たせると、切り替えがずっとスムーズになるでしょう。

娘の幼稚園の担任の先生が毎日の連絡帳に書いてくれていた言葉が、今も忘れられません。

「今日は“赤い箱に入れようね”の声かけで、自分からおもちゃを箱に入れていました!」

こういう小さな「できた」の積み重ねが、本当に大きな力になります。

対策③:共感しつつ、ルールは曲げない

癇癪を起こされると、「もういいよ……好きにして」と折れたくなりますよね。
その気持ちはよくわかります。

でも、それを繰り返すと子どもは「泣いて暴れれば思い通りになる」と学習してしまう。
これは定型発達の子も、発達障害の子も同じです。

大切なのは、まず気持ちに共感し、そのうえでルールは守るというスタンス。

【わが家のやり方】

「テレビもっと見たいよねー。わかるよ。でも、お約束の時間だから、おしまいにしようね」

最初はものすごく抵抗されました。
泣く、怒る、床に寝転がる。
でも「共感→ルール提示」を根気強く繰り返すうち、娘との間に「お約束は守る」という信頼関係が少しずつできてきたんです。

年長の頃には、30分たったらテレビを消すことを、泣かずに受け入れられる日が増えていきました。

根気は必要です。
でも、この「共感+一貫性」を続けると、後々の生活が本当に楽になります。

対策④:あえて反応しない(注目目的のスルー対応)

ここまでの対策を試してもふざけて聞かない場合、それは「注目」が目的かもしれません。

この場合は、あえて反応しない(計画的無視)が効果的です。

反応せずにいると、子どもは「この行動では注目されないんだ」と気づき、自然とやめることがあります。
そして、やめた瞬間や、別の適切な行動をとった瞬間にすかさず注目・称賛する
これがセットです。

もちろん、自傷行為や他害、危険な行動の場合はスルーしてはいけません。

「この行動は注目目的なのか、それとも他の理由があるのか?」を日頃から観察して見極めることが重要です。

【わが家の場合】

娘の感覚探求の行動(体をいじる)に対して、最初は毎回「やめようね」と声をかけていました。
でもそれが逆に「声をかけてもらえる行動」として強化されてしまっていることに気づいたんです。

そこで、その行動が出たら声はかけず、さりげなくパズルやお絵かきの道具を手元に置くようにしました。

娘は大好きなパズルに気づくと、自然とそちらに意識が移っていく。
そして、パズルに集中できたときに「すごい集中してるね!」と声をかける。

この対応を続けた結果、小学校2年生の12月頃には、この行動がほぼ見られなくなりました。
消えるまでに数年かかりましたが、「叱っても治らなかったものが、環境調整と代替行動の提供で消えた」という体験は、私にとって大きな学びでした。

【声かけ言い換え表】場面別NGフレーズ→OKフレーズ

こんなときつい言いがちなNGフレーズ脳に届くOKフレーズ
お店で走り回る「走らないで!」「ママと手をつないで歩こう」
「カートを押すお手伝いしてくれる?」
物を投げる「投げちゃダメ!」「これはそーっと置こうね。ボールなら投げていいよ」
きょうだいを叩く「叩かないの!」「嫌だったんだね。でも叩くのはダメ。『やめて』って言葉で言おう」
ごはんで遊ぶ「遊ばないで食べなさい!」「お野菜さんがお口に来たがってるよ。パクってできるかな?」
遊びをやめられない「もうおしまいって言ったでしょ!」「あと3回やったらおしまいにしようか」
「タイマーが鳴ったらバイバイね」
口に物を入れる「食べないで!」「お口から出そうね。上手に出せたね」
搔きむしる「掻かないで!」「おてては、おひざにしようね」(+保冷剤を渡す)

今すぐ使える!【パニックの瞬間の3ステップ応急処置】

子どもが落ち着けるよう親が距離を取りながら見守るクールダウン場面

理論はわかっていても、現実は待ってくれません。
スーパーの床で子どもがひっくり返ったとき、冷静でなんかいられない。

以下は、そんな「今まさに修羅場の真っただ中」で使える応急処置です。

前提として、まずはお子さんとあなたの安全を確保してください。

ステップ①:親が10秒だけ「一時停止」する

怒鳴りそうになったら、それはあなたの脳が「戦闘モード」に入ったサインです。
この状態で何を言っても火に油を注ぐだけ。

まず、長く息を吐く。
子どもから2〜3歩だけ距離をとり、しゃがむ。
そして心の中で「ああ、今すごくイライラしてるな」と自分の状態を実況する。

たったこれだけで、脳が「戦闘モード」から「対話モード」に切り替わり始めます。

ステップ②:「〇〇したかったんだね」と共感する

子どもの脳がパニック状態のとき、正論も指示も届きません。
まず必要なのは、感情の波長を合わせること。

「床にごろんしたかったんだね」
「お菓子が買えなくて、悲しかったんだね」

ここでは一切、しつけも指示もしません。
「あなたの気持ち、わかってるよ」というメッセージだけを送る。

子どもは「わかってもらえた」と感じて初めて、聞く耳を持つことができます。

ステップ③:2つの選択肢を提示する

気持ちが少し落ち着いたら、「やめなさい」ではなく「どっちにする?」の形で行動を導きます。

「カートに乗って行く? それとも手をつないで歩く?」
「あと1分だけ遊ぶ? それとも帰ってからビデオ見る?」

自分で選ぶという小さな主導権を渡すことで、子どもは「コントロールされた」ではなく「自分で決めた」という納得感を持てます。

試してもうまくいかないときの次の一手と相談先

発達障害の子への対応がうまくいかないときに相談先やチェックリストを確認する保護者の手元

ここまでの対策を試しても、うまくいかないことは必ずあります。
そのとき、絶対に「やっぱり自分のやり方が悪いんだ」と自分を責めないでください。

うまくいかないのは、あなたのせいではなく、アプローチが今の状況に合っていないだけです。

うまくいかない原因チェックリスト

行き詰まったら、以下の4つを確認してみてください。

  • 子どもの状態は大丈夫?
    お腹が空いていないか。疲れていないか。睡眠は足りているか。周りの刺激(音・光・人混み)が多すぎないか。
    そもそも指示を受け入れられるコンディションかどうかが、大前提です。
    わが家では、毎朝の体温・排便・睡眠時間を記録して、「今日は寝不足だから外出は控えよう」「家の中に飽きて荒れ始めたから散歩で気分転換しよう」と、その日のコンディションに合わせて活動量を調整していました。
  • 指示は本当に具体的だった?
    「ちゃんとして」になっていなかったか。一度に複数の指示を出していなかったか。肯定語を使えていたか。
  • 親自身の状態は?
    イライラしていなかったか。焦っていなかったか。
    親の不安やイライラは、驚くほど子どもに伝染します。
  • ハードルが高すぎなかった?
    今のこの子にとって、その要求は適切な難易度か。もう一段階下げたスモールステップにできないか。

【お守りツール】わが子の「やめない理由」分析チェックシート

お子さんの「やめられない行動」が起きたとき、以下のチェック項目で当てはまるものが一番多いカテゴリが、今の行動の主な目的かもしれません。

要求が目的?

  • [ ]何かを手に入れようとしているとき(お菓子、おもちゃ等)にその行動は起きるか?
  • [ ]「〇〇したらあげる」と言うと、行動は収まるか?

拒否・逃避が目的?

  • [ ]嫌なこと(片付け、着替え、宿題等)をさせようとすると、その行動は始まるか?
  • [ ]その行動をすることで、嫌なことを先延ばしにできているか?

注目が目的?

  • [ ]親がスマホや家事に集中しているときに、その行動は起きやすいか?
  • [ ]叱ると、ニヤッとしたり、さらにエスカレートしたりするか?
  • [ ]完全に無視すると、しばらくして諦めることがあるか?

感覚刺激が目的?

  • [ ]一人でいるときでも、その行動は起きるか?
  • [ ]行動しているとき、うっとりしていたり楽しそうに見えるか?
  • [ ]特定の音、光、感触などを、自ら求めているように見えるか?

専門機関への相談を検討するタイミング

以下の状況が数週間以上続く場合は、一人で抱え込まず、専門家を頼ってください。
それは弱さではなく、あなたとご家族を守るための前向きな判断です。

  • 自傷・他害がある場合
    頭を壁に打ちつける、他の子を頻繁に叩いてしまうなど、安全が脅かされるとき。
  • 日常生活に大きな支障が出ている場合
    園や学校に行けない、食事や睡眠がとれないなど、生活の基盤が崩れているとき。
  • 家族が限界を感じている場合
    親自身が精神的に追い詰められていたり、きょうだいへの影響が大きかったりするとき。

主な相談先

地域の児童発達支援センター発達相談窓口が、最初の相談先としておすすめです。
かかりつけの小児科で相談するのもよいでしょう。

身近な窓口がわからない場合は、こども家庭庁の「相談窓口一覧ページ」から探すことができます。

まとめ:「やめられない」のは、あなたのせいではない

最後に、この記事で一番伝えたかったことを、もう一度だけ。

「やめてと言ってもやめない」のは、あなたの育て方のせいではありません。

わが家の娘は3歳で自閉症と診断されたとき、医師からこう言われました。
「今後の親や周囲の関わり方で、改善も悪化もする」と。

この言葉を受けて、私たち夫婦は8年間、毎日のように娘との関わり方を試行錯誤してきました。
うまくいかない日のほうが多かった。

でも、続けてきたことで確かに変わったものがあります。

年中のとき、ヤクルトの名前を聞くだけで泣いていた娘が、スモールステップ(匂い→一口→数口)を経て、自分でボトルから飲めるようになった。

小学校2年生の12月、数年間悩まされ続けた感覚探求の行動が、叱るのではなく環境調整を続けた結果、ほぼ消えた。

どれも「すぐに」ではなく、「じわじわと、でも確かに」変わっていった。

あなたが今日、この記事を読んで「一つだけ試してみようかな」と思ったその気持ちが、お子さんの未来を変える最初の一歩です。

できたことを、たくさん褒めてあげてください。
お子さんのことも。あなた自身のことも。

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