臍帯血で自閉症は治らない?知的障害を伴う娘の父が研究結果と限界を解説

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ケンサク

ケンサク

知的障がい支援士

はじめまして、ケンサクといいます。
重度知的障害を伴う自閉症の娘を育てる父親です。
「元・教材編集者」のスキルと専門資格を活かし、家庭で無理なく実践できる療育ノウハウを発信しています。

【資格】
◎知的障がい支援士
◎子ども発達障がい支援アドバイザー

【経験・実績】
◎教材出版社で教材編集・制作(約7年)
◎情報の「スモールステップ化」が得意
◎児童発達支援事業の立ち上げに関与
◎10ヶ所以上の療育施設を比較・体験
◎SNS総フォロワー2,500人以上
◎妻の3人目の妊娠時に、家族としてNIPTを経験
◎二女・三女の出産時に民間臍帯血バンクを利用

療育・障害児育児を中心に、家族で経験した妊娠・出産、NIPT、臍帯血保管についても、当事者・利用者の立場からお伝えします。

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私の長女は現在8歳、小学3年生です。

3歳1か月のとき、自治体の発達センターで「知的障害を伴う自閉症」と診断されました。

長女の出産時、わが家は臍帯血保管という選択肢を知りませんでした。
なので、長女の臍帯血は保管していません。

診断後、わらにもすがる思いで情報を調べる中で、臍帯血を用いた自閉症の研究が海外で進んでいることを知りました。

「この子に使える治療法になるかもしれない」という期待。
そして、「本当に意味があるのか」という疑問も湧きました。

先に結論をお伝えします。
現時点で、臍帯血は自閉症の確立された治療法ではありません。

デューク大学のPhase 2試験では、参加者全体で主要評価項目の改善は確認されませんでした。
一部の探索的評価で変化が報告されてはいますが、それをもって有効性が証明されたとは言えません。

日本でも大阪公立大学で臨床研究が進められていますが、治療効果が確立されたものではありません。

それでもわが家は、研究段階であることを理解したうえで、二女と三女の出産時に臍帯血を保管しました。

二女・三女本人に将来使える可能性を残すこと、そして長女に使える可能性もゼロではないことを考えた判断です。

このブログ記事では、「臍帯血で自閉症は治るのか」という疑問に対して、研究結果の期待できる部分と限界を分けて整理します。

知的障害を伴う自閉症児の父親として、研究結果をどう受け止め、どう判断してきたかもお伝えします。

結論|臍帯血は自閉症の確立された治療法ではありません

臍帯血は自閉症の確立された治療法ではなく研究段階であることを整理した図解

最初に、この記事の最も重要な結論をお伝えします。

2026年現在、臍帯血による自閉症の治療は確立されていません。

臍帯血と自閉症に関する臨床試験でもっとも規模が大きいのは、アメリカ・デューク大学のPhase 2試験です。

この試験では、参加者全体の主要評価項目である社会性スコアに有意な改善は確認されませんでした。
自閉症症状全体の改善も確認されていません。

知的障害を伴わない参加者群に限った一部の探索的評価では、コミュニケーションや注意に関する指標で変化が報告されています。

ただし、これは事前に設定された主要評価項目ではなく、探索的に見た結果。
「一部の子どもに有効性が確認された」のではなく、「さらなる研究が必要」というのが研究チーム自身の結論です。

日本でも大阪公立大学で臨床研究が進められていますが、安全性の確認と有効性の探索的評価を目的としたものであり、治療効果が確立された研究ではありません。

大切なのは、「治る」か「意味がない」かの二択で判断しないことだと考えています。

分かっていることと分かっていないことを分けたうえで、それぞれの家庭で判断する必要があります。

「自閉症は治らない」という言葉をどう受け止めればよい?

「自閉症は治らない」という言葉を成長や支援の視点で受け止める親子の様子

「臍帯血 自閉症 治らない」と検索する方の中には、「自閉症は治らない」という言葉そのものに対して複雑な思いを持っている方も多いと思います。

現時点で、自閉症の原因そのものをなくす確立された治療法はありません。
自閉症(自閉スペクトラム症)は脳の発達特性であり、風邪や骨折のように「完治」するものとは性質が異なります。

ただし、「治らない」という言葉を「何をしても成長しない」「変化しない」と受け取る必要はありません。

療育や環境調整、日々の支援によって、コミュニケーションの方法が広がったり、生活しやすさが変わったり、行動面に変化が見られたりすることはあります。

長女も、後でお伝えするとおり、療育と家庭・学校の連携を通じて大きく成長してきました。

本人の特性や困りごとには個人差があり、成長のペースも一人ひとり異なります。
「治らない」という言葉が、すべての可能性を否定する意味で使われるべきではないと、長女を育てる中で感じています。

そのうえで、臍帯血研究は、現在の療育や支援に代わるものではありません。
研究と日々の支援は、分けて考える必要があります。

デューク大学の臍帯血研究で分かったこと

デューク大学の臍帯血Phase 2試験の概要と結果を整理する図解

臍帯血と自閉症の研究でもっとも広く知られているのが、アメリカ・デューク大学で実施されたPhase 2試験です。

この試験の概要と結果を、正確に整理します。

試験の概要

デューク大学のPhase 2試験(ACT試験)は、2〜7歳の自閉症児180人を対象に実施されました。

試験デザインは無作為化、プラセボ対照、二重盲検試験です。
参加者は、自家臍帯血(本人の臍帯血)の投与群、他家臍帯血(ドナーの臍帯血)の投与群、プラセボ(生理食塩水)の投与群に無作為に割り当てられました。

臍帯血またはプラセボの単回投与を行い、その後の変化を評価する設計です。

参加者全体の結果

参加者全体では、主要評価項目である社会性スコアに有意な改善は確認されませんでした。

自閉症症状の改善も、参加者全体では確認されていません。

つまり、「臍帯血を投与すれば自閉症が改善する」とは言えない結果です。

探索的評価の結果

一方で、知的障害を伴わない参加者群(非言語性IQ70以上)に限定した探索的評価では、コミュニケーション、アイトラッキングで測定した注意の持続、脳波のα・β帯域パワーの増加といった指標に変化が報告されました。

ただし、これらは事前に設定された主要評価項目ではなく、探索的に分析した結果です。
変化が報告されたことと、臨床的に意味のある有効性が確認されたことは同じではありません。

知的障害を伴う参加者群(非言語性IQ70未満、全体の約40%)では、明確な改善は確認されませんでした。

研究チームの結論

研究チームの結論は、「一部の子どもに有効性が確認された」ではありません。

デューク大学のKurtzberg教授は、知的障害を伴うグループに対しては評価方法や治療プロトコルの改善が必要であると述べています。

Dawson教授も、知的障害を伴うグループで改善が見られなかった原因として、研究期間の短さ、評価指標の感度、あるいは臍帯血自体の有効性など、複数の可能性を挙げており、「さらなる研究が必要」としています。

参考

知的障害を伴う長女の父として、研究結果をどう受け止めたか

知的障害を伴う娘の父親が臍帯血研究の結果を冷静に受け止める手元

長女は、知的障害を伴う自閉症です。

デューク大学のPhase 2試験では、知的障害を伴う参加者群(非言語性IQ70未満)で明確な改善は確認されませんでした。

長女は知的障害を伴うため、この参加者群に近い属性ではあります。
ただし、長女の非言語性IQの具体的な数値を確認していないため、「該当する」と断定することはできません。

いずれにしても、研究結果だけで、長女個人に効果があるのかないのかを判断することはできません。

研究は集団としての傾向を示すものであり、特定の子どもへの効果を保証するものでも否定するものでもありません。

正直にいえば、この研究結果を読んだとき、希望と失望の両方を感じました。

「全体では改善が確認されなかった」
「知的障害を伴うグループでは明確な変化がなかった」

その事実は重たいものでした。

一方で、研究が完全に否定されたわけでもなく、今後の研究の方向性が示されたことに、小さな希望も感じました。

ただ、研究結果を都合よく解釈することは避けたいと思いました。

「一部で変化が報告されたのだから、長女にも期待できるはず」と読み替えたくなる気持ちはあります。
でも、それは事実に基づいた判断ではありません。

だからこそ、期待だけを膨らませず、研究結果の限界を現実として受け止めたうえで、今できることを続けていこうと考えています。

日本では大阪公立大学の臨床研究が進められている

日本国内で進む自閉症と臍帯血の臨床研究を公式情報で確認するイメージ

海外の研究が先行する中、日本国内でも臨床研究がスタートしています。

大阪公立大学医学部附属病院は、2024年10月に「自閉症スペクトラム障害に対する自家臍帯血有核細胞を用いた治療法の開発」という第I/II相臨床研究の開始を発表しました。

公式情報で確認できる研究内容

大阪公立大学のプレスリリースおよびjRCT(臨床研究等提出・公開システム)に公開された情報によると、この研究のポイントは以下のとおりです。

ステムセル研究所に自家臍帯血が保管されている、2〜4歳のASD(自閉スペクトラム症)児20名が対象です。安全性を確認するとともに、有効性を探索的に評価することが目的とされています。

jRCTの登録情報では、2026年6月時点で参加者の募集は終了しています。
研究の実施期間は2029年3月31日までとなっており、研究自体は継続中です。

この研究は治療効果が確立されたものではなく、安全性と有効性の探索を目的とした研究段階にあります。結果が公表されるまで、「効果がある」「治療として使える」と判断することはできません。

長女との関係

この研究の情報を知ったとき、最初に感じたのは「長女は対象年齢を超えている」という無念さでした。

研究の対象は2〜4歳であり、長女はその時点ですでに対象年齢を大きく超えていたんです。
そのため、参加できる可能性はありませんでした。

長女の出産時に臍帯血を保管していなかったことへの後悔もあります。
当時は臍帯血バンクの存在すら知りませんでした。

ただし、この後悔を、保管を勧めるための材料にするつもりはありません。

保管していなかったのはわが家の事情であり、すべての家庭が同じ状況にあるわけではないからです。

参考

臍帯血と自閉症研究で「分かっていること・分かっていないこと」

臍帯血と自閉症研究で分かっていることと分かっていないことを比較して整理する図解

ここまでの研究情報を、整理しておきます。

分かっていること分かっていないこと
Phase 2試験全体では、主要評価項目の改善が確認されなかったどのような子どもに有効性があるか
知的障害を伴わない参加者群の一部の探索的評価で変化が報告されたその変化が臨床的にどの程度意味を持つか
日本でも安全性と有効性を探索する臨床研究が開始された将来、確立された治療になるか
現在は研究段階である長女や特定の子どもに使えるか、効果があるか

臍帯血がなぜ自閉症の研究対象になっているかについては、臍帯血に含まれる免疫調整細胞(単球)が脳内の過剰な炎症反応を調整する可能性があるという仮説が報告されています。

ただし、これは仮説段階であり、メカニズムの全容は解明されていません。

研究が進んでいる事実と、研究結果が治療効果を保証しないことは、分けて受け止める必要があります。

臍帯血研究とは別に、療育と日々の支援で長女は成長してきた

療育と家庭や学校の支援を通じて子どもの成長を支える手元

ここまで臍帯血研究の話を続けてきましたが、この記事で伝えたいことがもうひとつあります。

臍帯血研究の結論がどうであれ、長女は療育と日々の支援を通じて確実に成長してきたということです。

この成長は、臍帯血を使った結果ではありません。
家庭、学校、療育機関の継続的な連携の中で積み重ねてきたものです。

長女は3歳1か月で診断を受けたとき、発語がなく、視線も合いにくく、他の子どもへの関心もほとんどありませんでした。
癇癪や自傷も日常的にありました。

それから5年。
長女に見られた変化の一部をお伝えします。

気をつけや着席など、指示を聞いて待てる場面が増えました。
自分の要求が通らなくても、癇癪を起こさずに我慢できる場面が増えています。

言葉の理解が進み、大人の口頭指示が通りやすくなりました。
ジェスチャーや絵カードを使って、自分の要求を相手に伝えられるようになりました。
日中の排泄が安定し、癇癪や自傷は大幅に減りました。

こうした変化は、一朝一夕に起きたものではありません。

幼稚園の先生と毎日やりとりした連絡帳、毎週設定した「週の目標」、療育機関での作業療法や体育活動、家庭での散歩やパズル、着替えの練習。

そうした地道な積み重ねの結果です。

療育だけで自閉症が治るとは言いません。
長女は今も発語がなく、コミュニケーションに課題はあります。

それでも、支援によって生活のしやすさや行動が変わることは確かです。

臍帯血研究に期待を持つことと、今の療育や支援を大切にすることは、矛盾しません。

どちらかを選ぶ話ではなく、それぞれの領域で続けていくことだと考えています。

それでもわが家が二女・三女の臍帯血を保管した理由

二女と三女の将来の選択肢として臍帯血保管を考える出産準備のイメージ

研究結果の限界を理解したうえで、わが家は二女と三女の出産時に臍帯血を保管しました。

保管した理由は、「臍帯血で自閉症が治ると思ったから」ではありません。

まず、二女・三女本人に将来使える可能性を残したかったという点があります。

臍帯血が活用される疾患は自閉症に限りません。白血病や脳性まひなど、臍帯血移植が行われている疾患もあります。

子ども本人の将来に、選択肢をひとつでも多く残しておきたいと考えました。

もうひとつは、二女・三女の臍帯血が長女に使える可能性も確認したからです。

きょうだい間での利用には、臍帯血の状態やHLAの適合、研究や制度の参加条件など、さまざまな個別条件があります。

使える保証はありませんが、可能性を残すことには意味があると判断しました。

また、自閉症には遺伝的な要因が関与している可能性が報告されており、きょうだいにも発達上の課題が生じる可能性はゼロではありません。

長女の診断を受けたわが家にとって、二女・三女の将来への不安が判断に影響したことは事実です。
ただし、発症確率や個人の将来については断定できません。
あくまでわが家が感じていた不安として書いています。

保管を決める際、迷いがなかったわけではありません。
費用は決して安くはなく、保管した臍帯血を実際に使う確率が高いとも言えません。

「費用に見合うのか」「本当に使えるのか」という迷いはありました。
それでも、「出産時にしか採取できない」という制約の中で、将来の選択肢を残す判断をしたんです。

この判断はわが家の事情と価値観に基づくものであり、すべての家庭に保管をお勧めするものではありません。

保管の詳しい経緯や費用面での迷いについては、以下の記事にまとめています。

現在の状況別に、確認できることを整理する

出産済み・妊娠中・次の子を考えている家庭別に確認事項を整理するチェックリスト

この記事をご覧いただいているあなたの状況によって、今確認すべきことは異なります。

ここでは3つの状況に分けて整理します。

すでに出産済みで、自閉症のお子さんを育てている方

臍帯血と自閉症の研究状況は、今後変わる可能性があります。
現在利用できる制度や研究については、主治医や大学・研究機関の公式情報でご確認ください。

現時点で確立された治療ではないため、未確立の治療情報を個人の判断だけで利用することは避けてください。
情報収集と、医療機関への相談を分けて進めることが大切です。

臍帯血研究への期待とは別に、いま続けている療育や日々の支援も大切にしてほしいと思います。
研究の進展を待つ間も、お子さんは毎日成長しています。

現在妊娠中の方

臍帯血の保管を検討している場合、まず資料で現在の研究状況、臍帯血の採取条件、利用条件を確認してみてください。

保管するかどうかは、研究段階であることや費用も含めて、ご家庭で判断する必要があります。
「保管すべき」と一律に断定することはできません。

わが家が資料請求後に確認したことや、二女・三女で実際に保管した流れは、以下の記事にまとめています。

上のお子さんが自閉症で、次のお子さんを考えている方

わが家も同じ立場で判断しました。

きょうだいへの不安と、きょうだいの臍帯血が家族に使える可能性の両方を考えて保管を決めた経緯は、この記事の「それでもわが家が二女・三女の臍帯血を保管した理由」でお伝えしたとおりです。

きょうだいの臍帯血を家族が利用できるかどうかは、臍帯血の状態、HLAの適合度、研究や制度の参加条件などによって異なります。一律に「使える」とは言えません。

資料や公式情報を確認したうえで、主治医にも個別に相談してみてください。

利用条件の詳しい情報は、以下の記事にまとめています。

臍帯血と自閉症に関するよくある質問

臍帯血と自閉症に関する疑問をQ&A形式で整理するカード

Q

臍帯血で自閉症は治りますか?

A

現時点では「治る」とは言えません。
臍帯血による自閉症の治療は研究段階であり、確立された治療法ではありません。
デューク大学のPhase 2試験でも、参加者全体では主要評価項目の改善は確認されませんでした。

Q

デューク大学の研究で効果は確認されましたか?

A

参加者全体では、主要評価項目の社会性スコアおよび自閉症症状の有意な改善は確認されませんでした。
知的障害を伴わない参加者群の一部の探索的評価で変化が報告されていますが、有効性が証明されたという結論には至っていません。
研究チームは「さらなる研究が必要」としています。

Q

知的障害を伴う自閉症にも使える可能性はありますか?

A

デューク大学のPhase 2試験では、知的障害を伴う参加者群で明確な改善は確認されませんでした。
ただし、研究チームは評価方法や治療プロトコルの改善が必要としており、「効果がない」と断定されたわけでもありません。
今後の研究の進展を見る必要があります。
個人への効果を研究結果だけで判断することはできません。

Q

日本で臍帯血による自閉症治療を受けられますか?

A

2026年6月時点で、日本国内で確立された臍帯血による自閉症の治療を受けることはできません。
大阪公立大学で臨床研究が進行中ですが、参加者の募集はすでに終了しています。
今後の研究拡大については、大学や公的研究機関の公式情報でご確認ください。

Q

上の子が自閉症の場合、次の子の臍帯血を保管する意味はありますか?

A

きょうだいの臍帯血が家族に使える可能性はありますが、利用には臍帯血の状態、HLAの適合、研究や制度の参加条件などの個別条件があります。
「保管すれば使える」「保管すれば治療を受けられる」とは限りません。
資料や公式情報で条件を確認し、主治医にも相談したうえでご判断ください。

まとめ|治療への期待を煽らず、研究と選択肢を正しく理解する

この記事の内容を整理します。

現時点で、臍帯血は自閉症の確立された治療法ではありません。

デューク大学のPhase 2試験では、参加者全体の主要評価項目である社会性スコアや自閉症症状の改善は確認されませんでした。

知的障害を伴わない参加者群の一部の探索的評価で変化は報告されていますが、有効性が証明されたとは言えず、研究チームは「さらなる研究が必要」としています。

日本でも大阪公立大学で安全性と有効性の探索的評価を目的とした臨床研究が進行中ですが、結果が出るまで治療効果を判断することはできません。

臍帯血研究とは別に、長女は療育と日々の支援を通じて成長してきました。

気をつけや着席ができるようになり、癇癪や自傷が減り、絵カードやジェスチャーで意思を伝えられるようになりました。

この成長は、学校・療育機関・家庭の連携の成果です。

わが家は研究段階であることを理解したうえで、二女・三女と長女の将来の選択肢を残すために臍帯血を保管しました。

「治療できると思ったから」ではなく、「将来の選択肢を残したかったから」です。

読者の皆さんには、ご自身の状況に応じて、公式情報や資料で現在の研究状況と条件をご確認いただければと思います。

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