療育と保育園を併用するメリットは？【実体験からおすすめする理由】

「療育と保育園を併用するか迷っている」という親御さんへ。
私の娘は発達障害児（自閉症児）ですが、実際に療育と保育園を併用することで、子どもの成長と仕事の両立を実現させることができました。
今回はそんな実体験をもとに、療育と保育園を併用するメリットについて書いていきたいと思います。

この記事を読んでわかること

この記事を読めば、療育と保育園を併用するメリット・デメリットがわかります。
発達障害の娘を育てる私たち夫婦の実体験をまじえて紹介していますので、ぜひ参考にしてください！

そもそも療育と保育園は併用できる？

結論、療育と保育園は併用できます。ただし、療育によっては通所日数や時間帯に制限がある場合があるため、そこは事前確認が必要です。

かく言う、私の娘のピノ子も併用していました。具体的には週の3日は保育園、1日は療育、もう1日の午前中は療育で午後は保育園、といった感じです。保育園をベースに、療育にも適宜通わせるといったことができました。

ただし、療育先や保育園によっては並行して通うのを認めていないところや、そもそも発達障害のあるお子さんを保育園では受け入れないケースもあるそうです。いずれにしても、まずは併用したいことを相談してみましょう。

では、療育と保育園を併用することでどのようなメリットがあるのでしょうか。実際に併用していたピノ子の成長などを見たうえで、以下のようなものが挙げられます。

療育は大きく「集団療育（生活型）」と「個別療育」に分けられますが、いずれも他のお友達とコミュニケーションを取るのは難しいのが現状です。

もちろん、その子の足りない部分を伸ばしてもらえるという点で療育は大きな意味を持ちますが、発達障害を抱える子どもに比べて社会性やコミュニケーション能力が高い健常児のお友達と触れ合うことができません。

その点、保育園では数多くの健常児のお友達から刺激を受けられるので、そういう点で成長を促すことができます。療育を受けながら保育園に通えば、療育の良いところと保育園の良いところを両方経験できるのです。

ただし、前述したように保育園から理解を得られなければ難しいので、加配をつけてもらうなど、必ず相談が必要になります。

幸いにも、ピノ子も保育園では加配をつけてもらいながら通わせてもらうことができました。周りのお友達にもたくさん遊んでもらって楽しそうでしたし、言語理解なども進んだと実感しました。

もし療育だけに通うとなった場合、預ける時間は長くても9:00～15:00など、おおよそ幼稚園と同じようなイメージです。延長するのも難しいでしょうし、延長したとしてもそう長くは預かってもらえないでしょう。そうなると、仕事をしている場合は調整を余儀なくされてしまいます。

ピノ子が療育と保育園を併用するかどうか考えていたとき、私の妻も迷いましたが、結果的には併用することにしました。今まで積み重ねてきたキャリアはもちろんですが、やはり収入面で大きな差が出ますので。。

将来ピノ子にかけるお金のことも考えると、療育と保育園を併用できたのは本当に大きかったと思います。

上述のように、実際に通わせてきた私たち親からすればメリットはすごく大きかったですが、念のためデメリットについても触れておきます。

上述のように、ピノ子の場合は週の3日は保育園、1日は療育、もう1日の午前中は療育で午後は保育園、といったスケジュールでしたので、「今日は保育園だっけ？療育だっけ？どっちもだっけ？」といったように、たまに混乱することがありました(笑)

さらに、保育園と療育で当然持ち物は違いますし、午前中は療育で午後は保育園という日はどちらの荷物も必要になり、意識しないと訳がわからなくなることもありました。。

保育園と療育では、方針が一緒であるとは限りません。たとえば、保育園では子どものやりたいことをやらせる方針だとしても、療育ではある程度制御されてしまう、といった具合です。

ピノ子の場合もまさにそうで、療育では保育園ほど優しく接してもらえないので、最初は戸惑ったようで荒れることもしばしば。。しかしながら、そこは通っていくうちに成長し、後半では先生の指示もある程度ではありますが聞けるようになっていきました。

以上、療育と保育園を併用するメリットを中心に書かせていただきました。療育と保育園を併用することでさらなる成長が期待できますし、子どもの成長や家庭・仕事の両立がしやすくなります。

最初は親御さんやお子さんの負担もあるでしょうが、私たち親とピノ子がそうであったように、徐々に慣れていくことができると思いますので、私たち夫婦は療育と保育園の併用はすごくおすすめです。

もちろん、決して無理するのは禁物ですので、親御さんご自身やお子さんの様子を見ながら、療育と保育園を併用してもらえればと思います。

なお、「療育の選び方や通い方がよくわからない」という方は、以下の記事で詳しく紹介していますので、よかったらご覧になってください。